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The Sketchbook 12歌詞
1.クラック

作詞:多田宏
作曲:The Sketchbook

待ってるのは 何だったろう
明けない夜は
躊躇う訳 数えていても
まだ足りないな

窓越し聞こえてる雨は冷たくて
それでも君がそう いてくれたら

伝えたくて何度も探したけれど
答えたくてもかき消されてしまうんだ
絡みついた嘘もふりきって
夜空に願うよ

余計な言葉でも隙間を埋めていく
何から話そう そんなことばかり
惑う心でも濡れていくとして
それでも君がそう いてくれたら

伝えたくて何度も探したけれど
答えたくてもかき消されてしまうんだ
絡みついた嘘もふりきって
夜空に願うよ
君へ

夜明けの窓辺にため息浮かんだら
高鳴りも忘れて眠りたい
この雨がぼくらを包むよ

聞こえなくてその顔寄せる君に
触れるところでぼくは目覚めるんだ

伝えたくて何度も探したけれど
応えたくてもかき消されてしまったんだ
絡みついた夢もふりきって
今でも願うよ
君へ

何度でも
君へ


2.Clear

作詞:多田宏
作曲:tatsuo

「最後がいいから」って聞いていた映画も
5時間越えの大作じゃ…

どうにもこの飽き性な性格を
もう抑えること出来ない

Ah…今ではどんなことも
クリックすれば簡単に知れることばかりで
Oh…それでも自分の運命ってやつは

誰かが決めた レールのことじゃなく
もっとわがままで自由がいい

一人の「YES」が二人に「NO」と言われて
容易く変わっちゃうような
オセロで遊んでる訳じゃないだろ
本気を今見せてやれ

Ah…ゲームは失敗しても
リセットすれば簡単にやり直せるけど
Oh…それでも自分の運命ってやつは

戻せないから今に心を
燃やせ後悔なんてしない

まだこの目で見てないものばかりの世界で
持っていた固定概念ならクリアにして

変えることが出来るのが運命だから
過去がどうかなんて関係ない
誰かが決めた レールも越えていける
もっとわがままで自由なんだ


3.スプリット・ミルク

作詞:多田宏
作曲:The Sketchbook

本当は僕にも 単純な心で
夜明けを待っていることとか

曖昧なままでも 一切構わないし
実際はそんなものさとか

理由はなんだって そこに羽が生えて
どこまでも届く 羽ばたきを知った

ミルクティーが 冷める前に 始められるなら
その向こうで そっと咲いた あの笑顔に間に合うように

回転が止まないんだ 安心を言葉で
何回も確かめたから

空想の空でも 大体違わないし
そっちはどんな風だったとか

理由がなくたって いつか羽が生えて
心まで届く 羽ばたきを知った

ミルクティーが 冷める前に 始められるなら
その向こうで そっと咲いた あの笑顔に間に合うように
こぼさないで 始められるなら
その向こうで そっと咲いた 静けさを追いかけて

傾きの兆しを 月に 打ち明けたいな
騒ぐ 気持ちを抑えて 見つめ続けられればいいな

ミルクティーが 冷める前に 溶かした想いを
いま向こうで そっと咲いた 願いに捧げよう

あと少しだ ぼくがそっと 抱え込んだカップの
底の方に 見えるような ささやかな痛みの前に
沈む前に 始められたなら
その向こうで きっと咲いた あの笑顔に間に合うように

そんな風に
祈るように
夢みていた


4.フラッシュバック

作詞:多田宏
作曲:The Sketchbook

まだ持ってないものいつか
手にしていたなら
流れだした記憶も混ざるよ

消し忘れたテレビのノイズが
馴染むまでずっと
刺さったままで

探るようにそっと
手を伸ばしたら
言葉よりも確かに
運ぶように

いま持ってるものいつか
なくしていたなら
溢れだした昨日が余るよ

問いかけた窓ガラスにライトが
跳ねるようにずっと
留(と)まったままで

探るようにそっと
手を伸ばしたら
言葉よりも確かに
ぼくを運ぶよ
あてもなく漂うように
どうか忘れたくて
音の波にひとつになれるようさ

かすかに揺れてる
水面に射しこむ
光を吸い込んでは
再開を待っているんだ

探るようにそっと
手を伸ばしたら
言葉よりも確かに
ぼくを運ぶよ
あてもなく漂うように
どうか忘れたくて
音の波にひとつになれるようさ


5.いつかもう一度

作詞:多田宏
作曲:The Sketchbook

いつかもう一度ぼくら 出会えるなら
涙のあとも 消しておけるのに
君のことばかり 考えてしまうくせにさ
誰の声も 聞こえないよ

でも最後に集めた奇跡で
どこだって行けるはずなら そうなんじゃない
追い越していく憧れに迷っても
気付く度に思い出してるんだろう

何度も立ち止まって とりかえる言葉
作っては消したような 気持ちなのさ
ねえいつかもう一度ぼくら 出会えるって教えてよ
吸い込まれた その瞳に

でも最後に集めた奇跡で
どこだって行けるはずなら そうなんじゃない
追い越していく憧れに迷っても
気付く度に思い出してるんだろう

もっと前に終わっているとしても
変わらないままで追いかけていたんだ

乗り越えたはずの壁の前では
繰り返し確かめるけど でも

ほら最後に集めた奇跡で
いつだって行けるはずなら そうなんじゃない
追い越していく憧れに迷うから
ぼくはきっと 溶けていくよ


6.僕にできること

作詞:多田宏
作曲:The Sketchbook

Whereabouts
今の僕はどこにいるんだろう?
数えきれないよ
失くしてはまた拾い集めてさ

この場所で眺める
オレンジの斜陽
変わらないでよ いつまでも
見つめていたい

これまでに抱えた過去(もの)も
いつかは笑えるはずさ
僕らはいつもそうやってきた

ねえ 教えてよ
どれだけ君を
想えばそこに 届くんだろう?
ねえ 教えてよ
君のために
できることは何があるんだろう?

Roundabouts
ここに来るまで遅すぎたのかな?
覚えているよ
遠回りして見てきた景色ほど

きっと痛みを知って
優しくなれるんだ
まっすぐ進むことだけが
正解じゃない

ひとつずつ積み上げてきた
思い出が崩れても
僕らの今が記憶に変わる

ねえ 教えてよ
どれだけ君を
想えばそこに 届くんだろう?
ねえ 教えてよ
君のために
できることは何があるんだろう?

あとどれだけ
両手(て)を伸ばしたら
君に見えるだろう
君に届くだろう

ねえ 教えてよ
どれだけ君を
想えばそこに 届くんだろう?
ねえ 教えてよ
君のために
できることは何があるんだろう?

教えてよ…

ねえ 教えてよ

君のためにできることは


7.21

作詞:多田宏
作曲:The Sketchbook

君はどう思うだろう?
空に溶けた声を
剥がれて消える理由を

たった一言の
それくらいなんだとして
どんな言葉を選ぶだろう?

息を止めて確かめて
鼓動は待ちきれない
手を離せば今以上を求めてしまうさ
止まることを許さないように
繰り返してるのは
まだ答えを探してるから

どこにあるんだろう?
感覚でしかなくて
なのに確かなものなんて

僅か21グラム
君にとってそれは
どんな重さになるんだろう?

息を止めて確かめて
鼓動は待ちきれない
身体中を巡った想いを吐き出せばいい
どんな痛みさえいつかは流れていくから
やけに喉が乾くんだよ

風が吹き抜けて
転がり始めた
空っぽのそれと同じくらい
何を思うだろう?
聞かせてほしい

息を止めて確かめて
鼓動は待ちきれない
手を離せば今以上を求めてしまうさ
止まることを許さないように
繰り返してるのは
まだ答えを探してるから

聞かせてほしい
空に溶けてしまう前に


8.Mirror

作詞:多田宏
作曲:The Sketchbook

HelloHello
ホンモノの君です
隠してる
その素顔を映す

C'monC'mon
目を逸らさないで
ため息で
くもらせたって

もう遅いから
そこに映ってる僕が
君だっていう衝撃的真実を
今 認めて

騙された嘘だって
そこに映る
誰よりも嫌いな
アイツが僕だなんて…
気が付かないフリしたって
どこかで僕は
そのこと分かってたんだよ
ほらひび割れそうなんだ

HelloHello
選んだのは君です
あの道で
右に曲がったってことも

C'monC'mon
この次はどうだ?
僕が見た
君の姿を

映したら
それが現実になって
誰かのせいにしたあの失敗の
その理由も
君だっていう衝撃的真実を
今 認めて

騙された嘘だって
そこに映る
誰よりも嫌いな
アイツが僕だなんて…
気が付かないフリしたって
どこかで僕は
そのこと分かってたんだよ
ほら剥がれ落ちてきた

何を映しても
どんな顔をしてるかも
分からなくなった僕の
名前を教えて

ひび割れたって剥がれたって
そこに映る
それが僕なんだから
もう目は逸らさないよ

騙された嘘だって
そこに映る
誰よりも嫌いな
アイツが僕だなんて…
気が付かないフリしたって
本当は僕も分かってる
だから今そのすべてを

受け止めてもう一度
僕は名前を叫んだ


9.シグナル

作詞:多田宏
作曲:The Sketchbook

どんな夢をみてたんだろう
陽射しがやけに眩しくて
まどろむ時計はそのまま
時を止めて笑ってる

失くした まま眠っていた
パズルのピース
僕を呼んでる

モノクロームピンナップス
君の笑顔にキス
光と影の交差点で
さあ ステップを続けるんだ

その流れる嘘だって
きっと掴めるはずだった
透き通る風 受け入れたら
昨日の憂鬱も消えたんだ

忘れてた あのメロディー
今ここで
君に聴かせよう

カラースペース パレット
君の頬のピンク
花咲くシグナルにパステル
風に踊るように舞って
見上げたまま希望を待ってる

どこへ行くんだろう
どこで会えるんだろう
さあ ステップを続けるんだ

モノクロームピンナップス
君の笑顔のピンク
光と影の交差点で さあ

もう一度
君の頬にキス
花咲くシグナルにパステル
風に踊るように舞って
見上げたまま希望を待ってる

モノクロームピンナップス
カラースペース パレット
君のメロディーで
どこへでも行ける


10.REFLECT

作詞:多田宏
作曲:The Sketchbook

足元ばかり見て
明日を見失って
もうどこへ行けばいいか
分からないんだよ

間違わないように
誰かの後に着いて来たけど
肝心なそいつも誰もが迷ってた

それでもまだ歩きたいから
もう一度見上げた空に
手を伸ばして掴もうとした
諦めること忘れた今なら
届きそうで

宛のない想いが
いつかカタチに変わるとき
初めて今という瞬間に
意味が生まれるんだろう
歩いてきたその跡が
いつかの答えになってたように

今はまだ
探しながらどこへでも行けんだ

3年後でさえも
未来を想像できないけど
だからこそ今できることをやればいい

どんな過去や未来よりも
「今が一番だ」って言いたいから
いつだって

振り返るためじゃない
立ち止まるためじゃない
この目も手も足もすべて
明日へ向かっていく
この手で引き寄せてく
自分を 今を 越えるため

これからも
迷いながらどこへでも行けんだ

後悔なんて数えきれない
二度とこんな思いはしたくない
不安迷い希望もすべて
この感情を越えてまた歩いていく

宛のない想いが
いつかカタチに変わるとき
初めて今という瞬間に
意味が生まれるんだろう
歩いてきたその跡が
いつかの答えになってたように

今はまだ
探しながらどこへでも行けんだ


11.over the station

作詞:The Sketchbook
作曲:The Sketchbook

此処が誰かの
「はじまり」でも「おわり」でも
そう 夢の途中で

追いつけない日々が
窓の向こうを流れていく
まだ 待ち合わせの
時間までは少し早い

すれ違いレールの上
転がっていく未来を
片道切符 握りしめ
君を迎えに行くよ

はじまりのホームには
時刻表も名前もなかった
そう 誰もが自分で
組み立てる路線図に

止めどないレールの上
奏でる未来と
はぐれてしまわないように
君を迎えに行くよ

声が消えるまで ずっとずっと
手を振っていた 遠い空
でも何度も何度でも
逢いたくなるけど
君を待ってる未来はきっと
いま願ってる夢の跡
さぁ 僕たちが描いた虹を渡ろう

約束したあの時からずっと
繋いだ手は離してないから

声が消えるまで ずっとずっと
手を振っていた 遠い空
でも何度も何度でも
逢いたくなるけど
君を待ってる未来はきっと
いま願ってる夢の跡
さぁ 僕たちが描いた虹を渡ろう


12.キヲク -Unplugged Ver.-

作詞:Rock the Tiger
作曲:tatsuo

僕の時間が過ぎて
君の季節変わって
いつか大人になって
「今」を手放したって

見る事や聞く事が
不可能だとしても
思い出すことだけは
いつでも誰でも
すぐにできるさ

もう会えなくても
声が聞こえなくても
君の姿はいつでも
キヲクの中では
いつも笑っているよ
自分の中に「今」があるから

時が流れて行けば
景色変わっていくよ
季節移り変われば
みんな変わってしまって…

キヲクというシステムの
ボタン押してみよう
良い事や 嫌な事や
忘れていた事
思い出すから

変わってしまった
過去の宝物でも
あの時と同じままで
目に見えなくても
言葉届かなくても
「今」があるから

人は便利に出来ているから
「今」をいつでも感じられるから

もう会えなくても
声が聞こえなくても
君の姿はいつでも
キヲクの中では
いつも笑っているから
自分の中に いつも ずっと きっと
思い出せる「今」があるから